フロー|ハワイ|TH Associates
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         フロー

フローというと、心理学では、次のようなことを指している。

「人間がその時していることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における精神的な状態をいう。ZONE、ピークエクスペリエンスとも呼ばれる。」

 

人は、フロー状態に入ると、時間感覚がなくなり、高度に集中した状態となり、最高の結果を生みやすくなる。こうしたフロー状態は、人生の中で、誰でも一度や二度は、経験するものではないかと思う。

 

もう一つのフローは、人生のフローです。人は、何らかのミッションを持って、スピリットの世界から肉体を持った存在として生まれ、さまざまな経験を通して、成長していく。人は、それぞれ明確なミッションを与えられているが、本人には、それは分かっておらず、試行錯誤的な経験を通して、気付いていくことになる。そのため、「人生の意味とは何ぞや」というようなことが、特に思春期には、意識に上ることが多い。この明示されないミッションを達成するために、人には、一連の人生の出来事が用意されているといってよいと思う。この一連の出来事が、人生のフローである。このことを意識して行動するのが、(特に精神的に)楽に人生を送る一つの秘訣なのではないかと思う。

 

自分自身を振り返ってみても、30代までは、そうした人生のフローについて、全く意識せず、自分の能力、努力で、多くのことが、自分の思う通りに変えられると思いがちであった。つまり、思い起こせば、人生のフローに逆らっていることも多かったように思う。その結果、精神的にも疲れていたように思う。

 

人生のフローに気付き、それに逆らわず、自分の能力を最大限に発揮して、最善を尽くすことができれば、最も労少なく望ましい結果を残せるようになると思う。そうするには、どうすれば良いか。やはり、多くのことを経験することだと思う。考えることも必要だが、直感的に良いと思ったら、あまりあれこれ考えずにやってみること、経験してみることが大事だと思う。そうすれば、身体で覚え、肌で感じるようになり、五感がより研ぎ澄まされるようになり、第六感(直感)も働くようになる。そして、フローを感じるようになる。単純には、自分が気持ちが良い、居心地が良いと感じること、自分の好きなことが、自分がすべきことで、損得など論理で考えたことではない、と私は思う。あることを好きになるというは、いわば「神」がそうしなさいというメッセージを与えてくれているのだと思うのが良いと思う。

 

若い人には、是非何事でも、目の前に与えられたことには積極的に挑戦し、経験してみて欲しいと思う。一つの経験、出会いが、次の経験、出会いにつながっていくことも多い。それが、人生のフローに逆らわない生き方だと思う。

 

一休さんは、亡くなる直前に弟子たちに「この先、どうしても困ったとき、苦しいときに開けなさい」と 一通の手紙を残されたそうだ。数年後、弟子たちが本当に困り果て、その手紙を開けると、中には「心配するな、大丈夫、なんとかなる」と書かれていたとのこと。ふざけた言葉のようにも聞こえるが、人の世はそうしたものなのではないでしょうか。あまりあれこれ心配せず、考えずに、まずアクションを起こして欲しいと思う。なんとかなります。