右脳と左脳|ハワイ|TH Associates
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右脳と左脳

人の脳は、右脳と左脳に分かれており、右脳は左手の運動、音楽感覚、空間構成を司り、左脳は右手の運動、計算処理、時間連続的思考を司ると言われている。また、右脳は「今、ここで」のことを集中し、左脳は、 過去と未来に焦点を当てていると言わる。

 

男性は女性に比べ右脳が発達し、女性は左脳が発達していると言われている。これは、男性が立体に対する  空間認識に優れ、女性が言語能力に優れていることを示している。本能や情緒行動をつかさどる細胞の数は 男性の方が多く、女性の脳は歳をとっても男性より萎縮しにくいといわれている。

 

単純に言えば、右脳は感覚、直感、左脳は論理と言えるかと思う。

 

多くの人は、左脳偏重になりがちだと思う。特に、仕事の世界では、論理的に説明し、事を進めることを求められることから、その思考習慣が支配しがちになっているのだと思い。しかし、論理的には良いという結果が得られても、何となくしっくりこない、おかしいと思うことはよくあり、大抵の場合、最終的には、感覚的な判断の方が正しいことの方が良いことが多いように思う。

 

私は、結構昔から直感的な判断を大切にしてきた。自分の中では、結論は直感的に既に出ていることを、説明上、事業計画や投資リターンを示したり、プロジェクトの意義を並べ挙げたりしていた。つまり、結論は右脳で出し、左脳で他の人にも理解してもらえるようにお膳立てしていたということになる。

 

先日、たまたまTED(Technology, Entertainment, Design) Talkで、脳神経学者が左脳での脳出血を経験し、左脳の機能を一時的に失った時の経験を語っていた。右脳の機能だけの状態になった時、それは、平和で、愛情 あふれ、心地良いものであったと言う。いわば、人の本質であるスピリットの状態になっていたのでないかと思う。「今、ここで」だけに意識が集中している状態で、おそらく、天国と言われる死後の世界はそのような状態なのではないかと思う。

 

人は、過去の行為を後悔し、将来を心配することが多いが、それらは言わば雑音と考えるのが正しいように 思う。過去を変えることはできず、良きにつけ悪しきにつけ、何かを学びとれば良いだけであり、未だ来て いない将来のことは心配してもしかたがない。大事なのは、「今、ここで」であり、「今、ここで」を心地 よく、全てに感謝し、何かのお役に立つ奉仕をするのが、良き未来にもつながるベストな生き方なのではないかと思う。

 

過去と将来についての雑音・雑念を生み出す左脳は、言語、論理を司るという大事な機能があるので、その 大事な機能は大切にしつつ、雑念を少なくする方法として、瞑想があるのだと思う。瞑想により、右脳を中心とした本来の自分に戻る機会を持つということです。最近、米国他で、瞑想する人が増えているということですが、ストレス社会で、雑念がこれまで以上に多くなりがちであるということが、関係しているように思う。

 

また、自然に接することも本来の自分に戻るのに良い方法だと思う。以前、スキューバ・ダイビングにはまっていたが、潜っている時は、周りは、当然のことながら、全て自然であり、圧力がかかると脳の機能が低下 することも影響しているのかもしれないが、心地よく、非常に謙虚で平和な気持ちになった。重いタンクを 身につけずに動き回れる魚を尊敬する気持ちも生まれた。

 

何かと変化の激しい現代、瞑想でも自然に接することでも、方法は何にせよ、左脳の機能を少なくし、右脳を活発化させることが必要ではないかと思う。