Say Yes|ハワイ|TH Associates
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                 Say Yes

二十数年前のチャゲ&アスカの歌に「Say Yes」という歌があった。男女の愛の歌だが、人が生きていく上でもSay Yesということが大事なのではないかと思う。

 

人が物事を見る時、どうしても自分の経験にとらわれがちで、経験に基づく判断で、Yes or Noを決めがちになる。しかし、意識してYesということを多くすれば、新しい道も開けてくるのではないかと思う。特に、リーダーがNoと言ってしまえば、組織としてはその先には進めなくなる。物事を進歩させるには、リーダーは、過去の経験やしがらみに執着せず、心を開いて物事をみるようにし、できる限りYesという機会を多くするのが良いと思う。そこから、想定しないことも含め、何かが生まれてくると思う。そして、生まれてくるものを大事に育てていけば、それがきっかけになって、思いがけない強みになるかもしれない。

ビリー・ジョエルの「素顔のままで(Just the Way You Are)」という曲も好きな曲の一つだが、何も努力して変える必要はない、あるがまま、そのままで良いということで、Say Yesと共通点があるように思う。

 

松下幸之助氏は、色紙をお願いされた時は、「素直」とよく書かれていたということである。この「素直」も「Say Yes」「素顔のままで」に通じる共通点があるように思う。松下幸之助氏の言葉では、「素直な心とは、寛容にして私心なき心、広く人の教えを受ける心、分を楽しむ心であります。また、静にして動、動にして静の働きのある心、真理に通ずる心であります。」松下幸之助著『素直な心になるために』(PHP研究所刊)では、素直な心の内容10ヵ条として、次のようなことを掲げています。

     第1条  私心にとらわれない

     第2条  耳を傾ける

     第3条  寛容

     第4条  実相が見える

     第5条  道理を知る

     第6条  すべてに学ぶ心

     第7条  融通無碍

     第8条  平常心

     第9条  価値を知る

     第10条   広い愛の

 

私は、最後の「広い愛の心」に注目したいと思う。年齢や立場に関係なく、虚心坦懐、素直な気持ちで耳を 傾けるというのは、愛の心に他ならないと思う。その心持ちがあるからこそ、人が慕い、付いていき、      「おやじ」のためならということで、松下電器の従業員も取引先も情熱をもって頑張ったのではないだろうか。なかなかできることではないかもしれないが、組織には、そうした素直で人を信頼するリーダーが必要で、そうして初めて、皆がベクトルを合わせ、組織としての力を発揮できるようになるのではないかと思う。